人生の選択肢①
さて、志望校を1つ下げて別の高校へ変えた娘ですが、実はここに至るまでにもう一つの選択肢がありました。
まだ、最初の志望校へと突っ走っていた最中、吹奏楽では県内随一の強豪私立高校から、推薦入学の誘いがありました。
詳しくはいずれ書きますが、とある大会に出場した時の演奏が目に留まり(耳?)、学校の方へお話が来たようです。
その高校は、他の部活でも全国レベルのものが数多く、恐らく県内で一番名の知れた高校だと思います。
そのお話を聞いた時、私も驚きましたが、やはり娘自身が一番驚いていたのと同時に、別の感情も湧き上がってきたようです。
「こんな自分でも、認めてくれる人がいる、必要とされる場所があるんだ」
・・・と。
周りからいじめを受け、部活では後輩からバカにされ、顧問もそっちの方を擁護し、理不尽な、時としてパワハラまがいの扱いを受ける・・・
そんな毎日を過ごしていた娘にとって、この推薦入学の誘いは、どれだけ嬉しかったことかと思います。
突然の、しかも全く予期せぬことで、推薦入学についての知識もほとんど無い状況でしたが、とにかくお話を聞いてみることにしました。
説明当日、先方からは1名、こちらは娘と私、嫁さん、担任の4人。ずいぶん気合入ってるなと思われたかもしれませんが・・・💧
いやいや、こちらとしては娘の将来がかかった一生に一度のこと。そりゃ、気合も入ろうってものです✊
ちなみに・・・この時の担任は、前年の自作自演発言の先生とは別の、普通に良い先生です。
娘も、中学校の最後がこの先生で良かったと言っています。
推薦の話に戻りますが、説明を聞いてみて、プラス要素、マイナス要素両方ありました。
もちろん、娘とうちの家庭にとってということですが。
プラス要素
- パートごとに専門のコーチ(スペシャリスト)がついている。
- 演奏会(遠征あり)や出場する大会が多く、実戦(演)経験が積める。
- 県内屈指の強豪校ゆえ、上部大会への進出が望める。
- 遠方の生徒用に寮がある。
- 同じく、スクールバスも出ている。
等々、とにかく吹奏楽を思う存分やりたいという生徒にとっては、これ以上ない環境です。
マイナス要素
- 当然、練習はかなり厳しそう。
- 強豪校ゆえに、遠征費等かなりの金銭的な負担がありそう。
- 部活以前に、入学金・授業料が高い(私立高校なので)。
- 部活動に力を入れている分、学力は・・・
- 遠い。
等々。
あとは、プラス要素とマイナス要素、どちらが大きいかということになりますが・・・
現実として、娘の志望校は市内の県立高校、推薦校は市外の私立高校です。
学費に関しては、比べるまでもなく私立である推薦校の方がはるかに高い💧
今回の推薦は、特待Aという上から2番目のランク(Sの次)ということでしたが、それでもまだまだ高い💧💧
それでも、もし娘が望むのならば、自分たちは毎日ご飯にふりかけだけみたいな生活をしてでも・・・という気持ちもありました。
しかし、もう一つの問題がありました。
次回へ続きます。