夏休みの思い出
さて、ついに 私 息子の念願のカマキリ飼育が始まった訳ですが、幼虫から飼育できるというのが、また大きいところです。たぶん、あと一回の脱皮(羽化)で成虫になるとはいえ、成長していく過程を観察できるのは貴重な経験です(^^♪
ということで、次の日は夏休み最後の日。いつものごとく、息子はまだ宿題が終わっていない(;’∀’)
私は仕事なので日中の様子は分かりませんが、家にいる義母の話だと、毎回てんやわんやの大騒ぎだそうだ。仕事が終わって帰ると泣きついて来て、多少手伝いながら夜遅くにやっと完了する・・・というのがいつものパターンです(^_^😉
今年もその王道(?)を覚悟しつつ仕事から帰ったら、はて、息子の様子がいつもと何か違う。
「宿題、ほとんど終わったよ!」
「!?」
うーん、いったい何が起こったのか・・・いやいや、もちろん良いことなんだけど(;^_^A
ほとんどというのは、一つだけ残っているということで、その一つは夏休みで一番楽しかったことを書く、「図画」でした。
去年から続くコロナ禍の中、休みといっても遠出することもできず、夏休みが始まってからずっと、
「何も書くことなーい😢」
と嘆いていました。
たしかに・・・他の宿題はともかく、このテーマの図画だけは、この状況下の子供たちには酷だなと思う。もちろん、旅行や遠出だけが楽しいことの全てではないですが、子供にはなかなか受け入れ難いことだと思います。
今回ばかりはしょうがない、一緒に考えてやるか・・・と思いつつ息子の様子を見ると、なぜか目が輝いている。
「僕、カマキリを捕まえたことを描く!」
「!!!」
何か・・・ちょっと感動してしまいました(>_<)
うちだけじゃなく、恐らくどこの家庭でも一緒だとは言え、せっかくの夏休みだというのに、子供たちにはとてつもなく多くの制限がかけられ、ちょっとすれば友達と遊ぶという、ごくごく当たり前のことさえも奪われてしまいました。
大人は状況を理解し、我慢することはできます。でも、子供たちには到底理解することは難しかったと思います。
そんな限られた生活の中で、自ら楽しさの価値を見つけ出したということは、とても大きな意味があると思います。いや、こんな時だからこそ、当たり前の日常とは違うことを感じることができたのかも知れません。
結局、自分が思っているようには上手く描けないもどかしさと時間の無さのせいもあり、いつものように半ベソをかきながら、いつもと同じように夜遅くまでかかってようやく完成しました(;^_^A
それでも、親子ともにいつもとは少し違う充実感があったような気がします。