支払督促
さて・・・
簡易裁判所から届いた書類、それは・・・
支払督促
でした。
ここで、何故このようなことになったのか、経緯をお話しします。
最初にお話ししたように、私は5年くらい前、正確には令和元年の11月頃に、妻と一緒に弁護士さんに任意整理をお願いしました。
その時、妻も私も6件ずつお願いして、弁護士さん曰く、そのうち妻は6件全て、私は6件中5件が比較的スムーズに和解が成立したということでした。
残った私の分の1件だけが、なかなか和解に応じないとのことで、和解済みの11件の返済が順次始まって行く中、しばらく弁護士さんの方で交渉をしていたようです。
そんな中、弁護士さんの方から、
「なかなか和解に応じないので、今後進展があったら連絡します。」
というお話があったので、お任せすることにしました。
・・・でも、一向に連絡が来ない。
3か月くらい経った頃、気になって弁護士さんへ電話してみました。
留守電につながりました。
お忙しいからだとは思いますが、基本的にこちらからの電話がそのままつながることはほぼ無く、今回のように留守番電話につながります。
もちろん、急ぎの時にはメッセージを入れて、折り返しの連絡をいただくようにしています。
でも、今回の場合は、基本的にはお任せしていて、私自身にはどうすることもできないこと。
しかも、進展があったら連絡しますということだったので、あまりこちらから急かすようなことはしない方がいいよな・・・
そう思い、連絡が来るまで待つことにしました。
・・・それでも、やはり一向に音沙汰が無い💧
その間も何度か電話をしてみましたが、いつものごとく留守電につながり、
「やっぱり、任せたんだから信用して待とう。」
と、メッセージは入れませんでした。
今思うと、この時の判断が大きな分岐点だったのだろう。
その後、子供たちの成長につれ、月々のやり繰りが厳しくなってきました。
どうしても、現金が足りない💧
私たちのように債務整理をした場合、いわゆるブラックリストに載っている状態であり、通常はお金を借りれるところはありません。
かと言って、闇金に手を出す訳にもいきません。
インターネットで、
ブラックでも借りれる○○
と検索して、可能性がありそうな所に借入申請をするも、ことごとく審査落ち💧
まあ、当然なのですが・・・💧
そんな中で、妻の方が1件審査に通ったとのこと。
金額は確か10万円だったと思いますが、それでも何とか急場を凌ぐことはできました。
少し期間が開いて、また現金が必要になった時、再び審査落ちの中、同じように妻の方で1件承認、私の方は全滅💧
状況としては、どちらもブラックリストに載っているはず。
勤務年数は私の方が10年くらい長く、収入も私の方がかなり多い・・・
それなのに、何故?????
!?
そこでふと思ったのが、私の方で任意整理の和解に応じなかった1件のこと。
その時点で弁護士さんにお願いしてから3年半くらいが経過していましたが、結局何の音沙汰もなし。
私はてっきり、この1件については、ずっと交渉中という扱いになっているのだと思い込んでいました。保留中的な。
でも、もしやひょっとして、保留などではなく、ずっと滞納したままの扱いになっていて、それが原因で私の方だけどこの審査にも通らないのでは?
と思い、審査はともかく、これはよろしくない状態なのではないかと思い、弁護士さんに電話をしました。
お決まりの留守電でしたが、今回はどうしても状況を知りたかったので、メッセージを入れました。
すると、翌日弁護士さんから折り返しの電話がきました。
この1件の状況について問い合わせると、弁護士さん曰く、
- 交渉の中で、最後はこちらからが提示した和解案に対しての回答が来ていない状況、要するに相手の回答待ちの状態である。
- 既に最後に返済してからおよそ3年半が経過している。
- 債務は5年経過すると時効になるので、そこまで待ってみた方が良いと思う。
- ここまで何も来なかったので、このまま来ない可能性も高いが、万が一時効前に債務者からの動きがあれば、その時はまたこちらで対応(交渉)する。
とのことでした。
債務の時効に関しては、その時初めて知りました。
時効についての詳細は、機会があれば改めて書きますが、簡単に言うと、
5年支払っていない債務は時効となり、借金自体が消滅するということ。
ただし、時効を成立させるためには、期間経過後に時効援用という手続きが必要。
ということのようです。
ここまでの3年半も弁護士さんに任せていたとはいえ、常に気にはなっていました。
時効を待って結果的にその借金が消滅するというのは、正直に言うと非常に大きいです。
でも、この状況であと1年半過ごしていくのも精神的にキツイです。
とても悩ましいところでしたが、最終的には弁護士さんを信用する形で、時効を待つ、もちろんその前に動きがあったら弁護士さんが対応するということになりました。
この時の決断が、最悪の事態へつながることになるとは、この時は考えてもいませんでした。
次回へ続きます。